• 雲の上の町 ゆすはら ─高知県梼原町─

町長の部屋

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梼原町長 吉田尚人

 梼原町は、昭和41年(1966年)11月3日に町制を施行いたしました。町の歴史は延喜13年(913年)津野経高公が京よりこの地に入り、開拓によって津野荘を築いたことに始まり、その文化は「津野山文化」と呼ばれています。津野山文化の中でも「津野山神楽」は、一千百余年の歴史を感じさせる質素ながらも荘厳な舞で、町民の生活に溶け込み、愛され、舞継がれてきております。他にも日本の夜明けを信じて脱藩した勤王の志士、坂本龍馬や町ゆかりの吉村虎太郎が駆け抜けた「維新の道、脱藩の道」の他、山里の暮らしを今に伝え、棚田100選にも選ばれた「神在居の千枚田」等、町内には歴史・文化に関連する史跡などが随所に残されています。

 また、梼原町にある木造芝居小屋「ゆすはら座」は、新国立競技場の設計などを手掛けた世界的建築家隈研吾氏の設計に大きな変化をもたらしました。このことが縁で、現在 町内には5カ所6つの隈研吾作品があり、県内外から多くの方にお越しいただいております。令和2年6月には「隈研吾の小さなミュージアム」をオープンしました。町全体をミュージアムに例え、この町に訪れていただく皆さんに喜んでいただけるよう先人から受け継いだ歴史や伝統文化に磨きをかけながらより良い形で次の世代につないでまいります。

 「子々孫々に幸せな暮らしをつなぐ理想郷・梼原へ」を基本理念に、「“世界の課題解決先進地域”として経済を再生し、自然とともにある豊かな町民生活を実現」し、町民の皆さんがそれぞれの生きがいや幸福感を感じながら安心して、安全に暮らせる、笑顔のあふれる町づくりに向けて町民の皆様と共に取り組んでまいります。