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春を告げる福の花

2015年03月16日

3月に入り、暖かい日が増え始めましたね。
今回ご紹介するのは四万川地域の最奥の地域奥井桑から春を告げる花のご紹介です。


福寿草は新春に咲く花という意味が込められており、2月の旧正月頃から咲き始めます。そのため元日草の呼び名で呼ばれることも多く、江戸時代には多数の園芸種が作られ、多くの方に今なお愛されている花です。
また、春先の芽が出始めた頃はフキノトウによく似ている、または縁起のよさそうな名前なので大丈夫と勘違いし、食べられる方も多くいるそうですが、花・葉・茎・根ともに強い毒をもつ植物ですので絶対に口にしないようにしてください。

福寿草はカタクリなどと同じく、春先に花を咲かせ、夏までに光合成で養分をため、その後は次の春まで土の中で地下茎や球根の姿ですごす、「春の妖精(スプリング・フェメラル)」と呼ばれます。
※スプリング・フェラメル:春先に花をつけ、夏が来るころには地上部が枯れ、次の春まで地下で過ごす一連の草花の総称をいいます。

ここの福寿草は80年以上前に苗をもらってきて植え初め、いまでは200株以上が春の訪れを知らせてくれます。
福寿草を育てている高橋俊清さんは「子供のころからここの福寿草を見ている。奥井桑は梼原の一番奥の地域だけど、春が来るのはどの地域よりも先。この福寿草がなくならないようにしていきたい。」と話していました。

天候がよくないと花が咲きませんが、まだあと1週間は綺麗にみられるとのことですので是非見に来てください。