• 雲の上の町 ゆすはら ─高知県梼原町─

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森の中のまるごと図書館づくり「第6回:図書館の完成予想図」

2016年11月14日

秋も深まり、梼原は朝夕めっきり冷え込むようになりました。このコーナーでは、私が関わっている「ゆすはら森の中の丸ごと図書館」準備作業について紹介してきました。設計士の方々には、光、風、水、土の織り成す大自然に包まれ保護されるような空気感とみずみずしい緑の森や山を眺め感じることのできる健康な癒しの空間を作ってください、とお願いしてきましたが、ついに、図書館と福祉施設のデザインが、町議会の議決を経て正式に承認されました。二つの建物は2018年春に完成する予定となっています。「森の図書館」ということで、10月28日には高知新聞にも大きく掲載されました


予想外観図です。




北側の福祉施設は三階建てで、延べ床面積は約2,720平方メートル。一階でデイサービス事業、二階はケアハウスとして、三階は高齢者の生活支援ハウスとなっています。また、図書館は二階建てで、地下に書庫を持ち、延べ床面積は約1,860平方メートル。役場庁舎よりはひとまわり小さい感じです。外観は、梼原の山並みに呼応したなだらかな屋根の重なりと、木に囲まれた森のような図書館をイメージし、柱や天井から枝のように無数の「木組み」が伸び、交錯するデザインが特徴となっています。「木組み」も含め、木材の使用量は図書館側が若干多めで、二つの建物合わせて280立方メートルになります。(*)


図書館内のイメージです。




図書館と福祉施設は、別々の建物ではありますが、地元産の杉をふんだんに使い、外観は同じデザインで統一されているので、きっと一体化した建物に見えると思います。そのように、二つの施設がともにつくられることにはとても大きな意味があります。施設のお年寄りが隣接する図書館に来て、本を読んだり、友人知人とのおしゃべりを楽しんだり、情報を得たりする場としても利用できると思います。また、保育施設に近いため、こどももお年寄りもお互いふれ合いながら、いきいきと生活することができるでしょう。


(*)「木組み」とは……
日本の伝統的工法のひとつです。法隆寺に代表される日本の伝統的木材建築は、1,400年もの歴史を持つとされ、継手・仕口といった木同士の「めり込み作用」によって成り立つ、粘り強く耐震性にすぐれた構造体であり、「生きている建築(生命論的建築)」と呼べるものです。(北川原温建築都市研究所より引用)